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書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

電機子チョッパの記憶…

降車。

東武22812号車でした~!
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スリーカードだから、ってのもありますが、最後尾でなく、敢えて2号車に乗ったのは…

「音を聴きたかったから」

そう、2号車は電動車です。

 

先頭車は、こんな感じです。

右側の、車両ですよ。

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この東武20000系、それもインバータになる前は、電機子チョッパ制御です。

「チョッパ制御」は、電源を細かくオン/オフして、見かけ上の電圧、電流を制御しようって方式です。

「チョッパ=切り刻む」ですね。

 

電機子、つまり回転する部分にかかる電圧と、界磁というモーターの枠部分にかかる電圧を、両方ともチョッパ制御するため、制作費は高くなりますが、抵抗器を積まなくて済むという利点があります。

熱がこもりやすい、地下鉄を走る車両にとって、熱を発散する抵抗器を下ろせるってメリットは、とても大きかったんです。

 

特徴としては、加減速の際に、モーターの回転音の他に、ちょっと高い音が鳴ります。

かつて同じく日比谷線を走る、東京メトロ03系と、銀座線の01系、丸ノ内線の02系(ともに初期)などや、中央快速線などの201系が、同タイプですね。

 

でも、今はすっかりVVVFインバータ+誘導電動機が主流になりまして。

既に20000系のこのタイプは、2編成しかありません。

 

もしかしたら、乗り納めになるかも知れませんね。

ちょっと地味な車両ではありますが、東武日比谷線を近代化した、貴重な車両です。