ゲームには、「アドベンチャーゲーム」ってジャンルがあります。
その名の通り「冒険」です。
基本的にはコマンドを投入して、移動したり行動したりして、謎を解いたり宝物を手に入れたりするゲームです。
今は他のジャンルと融合されてたり、アドベンチャーはバックボーンで、他の要素も出てくるような場合がほとんどですが、80年代当時は、純粋なアドベンチャーゲームも存在しました。
しかも当時はマウスが一般的じゃなかったので、コマンドをキーボードから打つゲームも、多数ありました。
ゲームのプログラムとしては、入力されたコマンドを判断して、その場に合致するものならアクションがなされ、それ以外は拒絶される場合が、ほとんどでした。
合わないことをしたり、スペルが間違ってたりすると、「だめです!!」って返されるのが、関の山だったわけです。
その中で、「不思議の国のアリス」って、アドベンチャーゲームがありました。
原作通り、不思議の国を脱出するゲームだったと思います。
もちろん、コマンドはキーボードから、「英語で」入力したんですよ。
当時、アドベンチャーゲームをクリアするため、和英辞典を買いましたね~
このゲームも、合わないコマンドを入れると、「だめです!!」ってだったと思います。
でも、コマンド「eat」だけは、違いまして。
確か作中では、マッシュルームを食べるのが鍵になってたので、このコマンドが有効だったんですが、合わない物を食べようとすると、返されるコメントが…
「マズイ…」だったんです。
「主人公、本当に食べてみたの??」
そう、頭ごなしの拒否じゃなくて、主人公、ちゃんと食べてくれた!?ことになってるんです。
もちろん、返答は「マズイ…」ですけどね。
でも、楽しくって!
だって、僕の無理難題を、一応は聞いて、食べてくれるんですから♪
だから、いろんなものを食べさせましたよ。
食べられないものの数々を!
面白がって♪
主人公さん、ごめんなさい…。
でも、今のゲームはほとんどが、リアルタイム。
こういう発想って、出てこないんじゃないかな、って思います。