信濃追分駅での最後のミッションは、鉄道線と小径の立体交差。
4人が直売所に、トマトを買いにきた場面です。
そしてここが、今回のゴールです。
でもここ、最後にして、最大の難関!
Google mapに載ってない!
位置が特定できないとなると…、
それでも地図を見て、それらしき場所をチェック。
でも、いっぱいある!
西にも、東にも…
絵的にはしなの鉄道に加え、北陸新幹線もアリなので、10近く…
どうするか?
取りあえず、西か東か、どっちかしか行けなさそう。
なので、まずは各立体交差を精査。
場面では、交差するのはかなり狭い、小径。
つまり、県道とかの主要道や、地図上であんまり太く描いてあるのは、排除!
そうすると、西の方が候補が多そう。
Cさんとも意見が一致したので、「西に賭ける!」ことに決定。
道はとても写真なんか撮れない、狭い割りには交通量が多い道!
どうやら生活道路、抜け道らしい。
細心の注意で、道を進みます。
そうそう、こういう、狭い上に交通量が多く、両側とも歩道とかのスペースがない場合、歩行者は右側を進むべきです。
左側を進むと、背後から車が、至近距離で追い越すことになるので、極めて危険なんです。
とりあえず危険な抜け道を通過。
立体交差を目指して、舵を切りました。
切りましたが…
ん?ちょっと雰囲気が違う?
実は、途中でしなの鉄道は掘割になっていて、上空を通過。
上下が逆なので、ちょっとあり得ない。
本当に、北陸新幹線の高架?
でも、一度決めた以上は、結果が出るまで進みます。
「実は行ったあそこの先だった!」が、最も非効率ですから。
森の中は別荘地らしく、看板と、ログハウスらしき建物が、点在します。
途中で、新幹線の通過音が聞こえる!
交差しているのは、間違いないようです。
しかし…
僕らは新幹線の線路に会うことなく、地図上では新幹線とクロス!
これが意味することは…
「新幹線は、地下のトンネルを通っていた!!」
つまり、高低差を考えると、この辺りの交差部分は、全部違うことになります。
「東だった…?」
引き返すか…
しかしここで、Cさんが逆転の検索力を放つ!
聖地巡礼サイトを発見、その立体交差は「茂沢架道橋」と判明。
でも、もちろんgoogle mapには載っていません。
そこで、今度は僕が、必殺技を発動!!
名前さえわかれば…
「僕たちには“swarm”と“Foursquare”が、あるじゃないか!!」
実は、僕たちが使っている位置情報SNSにも、地図機能があります。
スポットをswarmで検索、さらにFoursquareにかけると、スポット(ベニュー)の地図表示が可能!
実は、旅でよく使うんです。
特定の“無名の”スポットを探す時。
もちろん、「茂沢架道橋」のスポットが登録されていなければいけませんが、仮にもスロウスタートの聖地。
登録した人が、きっといる!
僕は、「茂沢架道橋」をswarm&Foursquareに入力…
果たして、地図表示、成功!
もうちょっと先に、あるらしい!
ただ、道のりの距離は出ないので、直線距離で、1.3kmぐらい。
ここからは、僕の勘で!
道のりだと、だいたい2km弱かな?
30分ぐらい。
撮影15分に、復路にも30分、駅までだと+15分ぐらいかな?
当時は17時半前だから、19時には信濃追分駅に戻れる!
少なくとも帰りの新幹線には、十分間に合う!!
スポットの名前がわかっただけで、これだけの情報がもたらされました。
しかも精度が高いので、安心してGoを出せる!
Cさんにも同意を得られたので、最後のスポットを目指すことに!
通りに戻り、さらに先へ進むと、つづら折りで丘を降り、こんな風景に!
近い!
雰囲気が、断然近い!
やがて、辺りには畑が広がるように。
そうです、畑の直売所でトマト買ったんですもんね。
今はトマトはなく、代わりにサニーレタスが植えられてました。
もうしばらく進むと…
ありました!!
「茂沢架道橋」
僕たちの、今回のゴールです。
標識まで、そのままだった!!
いやぁ~ホント、2人協力して、難問をクリアしましたね~♪
2人の持つ情報と経験を持ち寄って、行き方が入った「僕たちの地図」が、完成できた。
進んだ先に、ゴールはあったのです。
「冒険」でしたよ。
帰りの電車を勘案すると、こんな写真を撮る余裕も。
この写真、架道橋にたどり着いてから、20分後の撮影。
だいぶ、暗くなっています。
つまり、反対の東に行っていたり、迷った場所でもたついたりした場合、たどり着くにはつけたでしょうけど、多分暗くて、撮影なんかできなかったでしょうね。
時間制限も、クリアできたわけです♪
そろそろ、帰りましょう。
辺りは急速に暗くなっていきます。
途中では真っ暗の中、交通量の多い道を、帰らなければなりません。
声を掛けながら、細心の注意で…
駅には電車よりも、ちょっと前に到着。
最後まで狭い道で、気を張って進みましたが、駅舎の灯りが見えた時は、安堵というか、力が抜けましたね。
しばらくして、電車がやってきました。
軽井沢へ帰ります。
図らずも、この「信濃追分パート」が、最大のハイライトでしたね。
でも、2人の協力と、各アプリ、そして先人のブログやサイトのおかげで、目的を最後まで果たすことができました。
ありがとう、皆さん!
ありがとう、スロウスタート!