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書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

66.7…

碓氷峠は、長く国鉄(JR)の最急勾配として、君臨していました。

勾配は66.7パーミル(‰)

「1000m進むと、66.7m上る」って意味です。

 

こんな感じ?(角度は適当です)
f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20180917035953j:image

 

でも、車に直すと、6.67%

確かに勾配標識はあるけど、よくある坂です。

大したことない!なんて思ってたんですが…

 

実はここには、「66.7‰」を実際に表現した展示がありまして。
f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20180917032119j:image

結構な坂でしょ?

「お見それしました~!」ってわけなのです。

 

実際、鉄道は摩擦力が小さいので、動力は少なくて済みます。

特に、マスコンを切ってもスピードがあまり落ちない、「惰性走行」が可能なのも、大きいですね。

 

でも逆に、坂には弱いんです。

上るのも大変でしょうが、特に下りが大変。

制御不能になったら、大事故ですもんね。

 

ちなみに、碓氷峠が廃止された後、最大の急勾配は、飯田線の沢渡ー赤木間の、40‰だそうです。

私鉄も含めると、箱根登山鉄道には80‰の坂があります。

箱根湯本の駅を出ると、いきなり80‰で、山登り開始です。

アプトも入れると、大井川鐵道の90‰が最高だそうです。

 

9%だと、車でもかなりの勾配ですよね。

こんな急坂を、アプトの機関車は上り下りしているわけです。