予定が早く切り上がったので、寄ってみました。
本社もありますが…
蒸機!
「SLキューロク館」という施設に、蒸気機関車がいるのです。
貴重な、機関車ですよ。
「キューロク?」って方も、いるかも知れません。
国鉄49671号機。
「9600形」という、大正時代の機関車です。
この頃は、CとかDとか、使いません。
1号機が9600、2号機が9601で、9699号機の次は、19600号機になります。
49671号機は、通算だと472号機。
770両造っていますから、真ん中辺ですね。
このキューロクは、動輪4つの貨物機。
地味ではありましたが、使い勝手がよく、戦後の転用にも耐えたので、国鉄蒸機の最後まで使われた、名機です。
でも、動態保存はあまりなく、今は不遇かも知れません。
D51やD52ほどではないですが、それでも60t近くあります。
大きいですよ。
そんな中、係員さんが何やら、準備を。
「動く」んだそうですよ!!
線路の先の車掌車に連結、客を乗せて、線路を一往復。
わずかではありますが、立派な動態保存です♪
乗り込む、機関士さん。
カッコいいなぁ~!
そして、始動!
久々の、動く蒸機!
やっぱり、蒸機は、生きてますね。
息づかいを感じます。
機関士さんにとっては、人車一体で、厳しい線路を進んで行くのでしょう。
ちなみに…
普及している「SL」という単語を、僕はあまり使いません。
颯爽と鉄路を駆け抜け、時には喘ぎながら、坂道と格闘する機関車を、表すのにふさわしいのは、「SL」より「蒸機」だと思うんです。