父のCDが、鳴らないという。
CDを入れても「NO DISC」になるらしい。
拭いたら…って言いかけて、次の一言。
「別のCDでも読めない…」
ドライブじゃん!?
ところが、
「読めるCDもある!?」
??
だいたい、訳がわからなくなって、混乱するパターン…。
でも僕には、昔取った杵柄がありましてね。
「別のCDプレーヤーでかけてみたら?」
読めないCDが、読めたんです。
つまり、「プレーヤーの問題」ですね。
でも、読めるCDもあるってことは…
こういう時は、伝家の宝刀!!
「電源再投入」
コードを一度抜いて!!
そしたら、直ったんです。
ちゃんと、音が出る!!
父は呆気にとられていたみたいだけど、僕は昔、こういう仕事をしてましてね。
ものは違うけど、トラブル対処チームにいたことがあるんです。
そこでは原因究明なんかよりも、すべきことがあって。
「切り分け」です。
今回は実環境で出来ましたが、通常はトラブルのでた環境をラボで作り上げて、同じ現象を起こす!
それには、ちょっとずつ条件を変えて、トラブルに関係ない事象を排除。
条件を狭めていって、原因となっている部分を突き止める必要があるのです。
切り分けが成功すれば、強力な開発陣が、あっという間に直してくれます。
データが、取れてますからね。
実際、パソコンを触っていると、仕事でなくてもそう言うような事態に陥ることがあります。
切り分けが必要な、ね。
なので、そういった切り分ける手法が、いつの間にか身体に身についていたようですね。
トラブル対処は辛い仕事ではありましたけど、得るものもあったんだなぁ~なんて、しみじみ感じたところでありました。