Line Buffer Overflow…

書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

背番号61の記憶…

(敬称略)

野球選手で有名なのは、角中かな?

今は3番ですが、長らく背番号61を付けていました。

強打者ですよね~

首位打者も、2回取りました。

出身は七尾市ですが、アイランドリーグの高知ファイティングドッグスの出身で、独立リーグ出身では、稼ぎ頭ではないでしょうか。

 

ホークスでは、山村路直という選手がいました。

彼も四国出身。

入団時には大いに話題になりましたが、故障との戦いに明け暮れる毎日に終わりました。

実力がありながら、それを発揮する機会にさえ恵まれなかったのは、さぞかし無念だったことでしょう。

引退後は、「理学療法士」を目指している、という所で、Wikipediaは終わっています。

野球人生を狂わせた故障が、せめて次の人生には活きて欲しい、と切に願います。

 

もう一つ、背番号と言うよりは、ゼッケン番号ですが…

f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20171023225459j:plain

f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20171023225121j:plain

番号、出てないな…

これなら!

f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20171023224945j:plain

「Team de"LIGHT」

ゼッケン61番。

鈴鹿8耐の出場チームです。

 

本拠地は、地元鈴鹿

バイクショップを営む傍ら、いくつものバイクレースに参戦しています。

de"Light Official Site

 

「Team de"LIGHT」は、「ドゥカティ」というバイクメーカーの、正規ディーラーです。

…聞いたことない?

実は僕も、鈴鹿サーキットで初めて知りました。

イタリアのメーカーだそうです。

 

でも、このマシン、圧倒的に音がよかったんです!!

エキゾーストノートが!!

他とは明らかに違う、オートバイらしい重低音!!

 

一耳で?気に入って。

いつしか、61号車を追うようになり。

秘かに、応援してました。

 

ナイトレースになっても、20位台を快走する、61号車。

あと少し!

このままゴールできる!と思ってたのに…

 

まさかのセーフティーカー登場!

しかも、あの音が、帰ってこない!!

 

ドゥカティのマシンは、2台走っていました。

もう1台の82号車は、1時間ぐらい前にリタイアしていて。

 

「2台とも、完走できないのか…」

もう、かなりがっかりで…。

にわか応援をした自分を、呪ったり。

 

もう辺りは真っ暗で、ピットも見えません。

レースも大詰めで、いろいろ忙しい中、時間はどんどん過ぎていきましたが…

そんな中、実は「Team de"LIGHT」のメカニックたちは、みな超人的な仕事をしていたのです。

(同社HPに、その模様が書かれています)

 

多分もう、残り10分を切っていたと思います。

漠然とゴールを見る準備をしてきた時に、突然!

「ん?あの音!?」

半信半疑でした。

しばらくして、また来た!!

さんざん追った、あの音!

 

「走ってる!?」

 

慌てて順位表を見ると… !!

f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20171023232333j:plain

左の白い数字は順位で、右が車番ですが、

「61の横に、“↑”マークがある!!」

これが意味するのは、「順位が上がっている」

つまり、

 

「走っている!!」

 

間違いない!

この時の喜び、うれしさ、感動は、一生忘れないと思います。

 

「Team de"LIGHT」は、最後の頑張りを見せて、44位で完走。

僕も一心に、ペンライトを振りましたよ!

「Team de"LIGHT」のために!「ドゥカティ」のために!!

f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20171023233309j:plain

その時は無心で気づかなかったけど、7色選べる中で、緑にしてましたね。

「Team de"LIGHT」のチームカラーは、赤かな?

でも、マシンには緑のラインが入り、アクセントになっていたのです。

 

改めて、完走おめでとうございます!

 

実は、当初僕は「鈴鹿サーキット」に行きたくて、バイクはその次だった。

バイクは車よりも挙動があるので、8耐を観戦したのだけど、得られた楽しさ、素晴らしさ、感動は、想像以上のものでした。

 

そして何より、ドゥカティの2台のマシンが、バイクレース、耐久レースの楽しさ、素晴らしさ、そして厳しさと、あらゆるエッセンスを教えてくれた。

転倒しても、時間がなくとも、諦めずにマシンを直して、レースに復帰する。

「耐久レースの一番いいところ」ですよね!

 

しかも、その感動のドラマが演じられたことがわかったのは、何より、

 

「独特なエキゾーストノート」があったから。

 

他車と同じ、一般的なエンジンのマシンだったら、このドラマに気づくことはできなかったのです。

 

当時書いた記事の題名は、こうしました。

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp

 

ゼッケン61番「Team de"LIGHT」の皆さん、そして「ドゥカティ」の皆さんには、感謝の念に堪えないのです。

 

ありがとう!

いつかまた、サーキットで勇姿を、拝みに行きますよ!!