今年、まだ半ば。
すでに、かなりキツい“うつ”を、経験しとります…。
何もしたくない。
胸が締め付けられる。
うまくできない自分に苛立つ。
自分を責めずにはいられない。
死にたい気持ちが頭から離れない。
自分で自分を殴る。
うつの間は会社を休んだり、負荷のかかる仕事をやってもらったり。
迷惑も、かけました。
でもね…
十数年、うつや躁うつをやっていると、表面上はツラくても、もはや心底では、実は決定的には悲しくない。
知ってるから。
うつはいずれ、過ぎ去るものだと。
適切に処置すれば、回復は早いです。
けど、そうでなくても、そもそも人間なんて、そんなに長い間、落ち込み続けるなんて出来ない。
落ち込むにも、エネルギーが要るんです。
いずれ、落ち込む気力さえも、なくなる時がくる。
こうなると、休むしかない。
落ち込むのさえ、忘れて…。
すると、身体はきっと、回復を始めるんですよ。
「自分で自分を痛めつける」要素がなくなりますから。
この兆しを、捉えたいんです。
いい方向に、向かうように。
初めてうつになった人に言いたいのは、
「とにかく、待って欲しい」
何が不安って、先が見通せないのが、一番不安。
それはよくわかるけど、それでも、待って欲しい。
慌てて動いても、あまりいいことは、ないのです。
待てば何でも上手くいく、とは言わないけれど、必ず、回復のチャンスが来ます。
それを、捉えるために。
チャンスはきっと何度も来るから、慌てなくても大丈夫。
でも、自分で自分を貶めている間は、チャンスを捉えるのは難しいのです。
休んで、力を蓄えて。
狭まった視野を、ちょっと広げてね。
そう、うつの時は、視野が極端に狭い。
自分にしか、向いてない。
こんな時に、何か大きなことを決めてしまうと、ほとんどの場合、後で後悔します。
通院とか、休暇とか、あるいは休職とか、身体を回復させるための措置は、もちろん必要。
だけど、退職とか、離婚とか、別離とか、人生の大きな決断は、待って欲しい。
あなたが周りの人なら、止めてあげて欲しい。
これらは一度手放すと、二度と戻ってこないから。
正しい判断が出来ない状態で手放すのは、あまりにももったいないから。
お互いに、とってね。
時間に追われて、時間を圧縮して、会社や家族に時間を捧げて、いつしか擦り切れて、自分にはうつが残った、って方、少なくないと言います。
それを癒やし、回復させるのも、また「時間」なんですよ。
ウチの次長の口癖「時が解決する」
うつ病にとっては、実はこれが真実だったり、するのです。