ゲームのお話。
昔、「クレイジークライマー」というゲームがありました。
アーケードゲームです。
クライマーが登るのは、高層ビル!
しかも内部ではなくて、外壁!!
窓枠に手をかけて、懸垂の力だけで、登っていきます。
窓枠にはガラス窓があり、閉まるとそこには手をかけられない。
窓は開いたり閉まったりするので、両手とも窓を閉められてしまったら、落っこちてしまいます。
さらには壺や植木鉢、鳥の糞や卵、コングのパンチ、鉄骨やバーベル、しまいには看板まで落ちてくるので、必死になってかわさなければならない、とんでもない設定。
キャラの縮尺もまちまちで、「不条理!」なんて言われましたが、レバーが2本要る特殊筐体の割には、あちこちで見かけました。
ひたすら登って、屋上へ出ると、ヘリコプターが飛びながら待っていて、脚につかまれば助かって、面クリアでしたが、実は「降りること」も出来ました。
閉まってる窓には手をかけられないので、手が窓をなでるように、レバーを上から下へ下ろすと、上に上げていた手を、一段下に下ろすことが出来ました。
両手でこれを実行してから、レバーを左右同時に上へ!
万歳のポーズになれば、画面が逆スクロール!
大成功です♪
ゲーム会社としては想定外の動きですから、点が入るわけでもなく。
今だったら、世に出る前に
直されてしまうかも知れない。
でも、昔のゲームでは時たまあることで、こういうのが楽しかったなぁ…。
もしかしたらゲーム会社側も、決定的な不具合でなければ通しちゃう、大らかさがあったかも知れませんね。
ちなみに…、
僕自身は一度も成功しておりません。
ひたすらギャラリー、だったのでした…。