鉄道車両につく記号で、“ウ”って何だろう?って思ってみたら…
何だと思います?
答は「豚積車」!
そう、背の低い家畜(いわゆる豚)を、生きたまま運ぶための、車両なんです。
上下二段に、積むことが出来ます。
また、特殊装備として、散水するための設備や、人夫の詰め所まで、あるのです。
豚って実は繊細で、きれい好きなんだとか。
ただ太ってるだけじゃ、ないんです。
昔は流通の事情から、肉を鮮度を保ったまま運ぶのが、難しかった。
そこで、生きたまま運んで、消費地近くでと殺していたんです。
今は流通が良くなり、生産地でと殺出来るようになったので、この車両もお役御免になったわけです。
ところで、「ウ」の語源ですが…、
「ウシ」の「ウ」だそうです。
Wikipediaによると、 本当は既存の家畜車の記号「カ」を変更して、豚積車に与えるはずだったのが、家畜車の両数が多く、記号の書き換えが大変、と言うことで、家畜車に新たに与えられるはずだった、「ウ」になったそうです。
鳴き声の「ブウブウ」から来ているとの説がありましたが、違うそうです。